マリふぁて        〜小次郎の場合〜


No.1 「祐巳の場合」  祐巳 「髪、サラサラだね……」  小次郎「なに、生まれ持ったもの故誇りにもならんよ」  祐巳 「いいなぁ……」 No.2 「祥子の場合・1」  小次郎「……やっていることはあの女狐の所と大して変わらぬか」  玄関前のゴミを箒で集めながら。 No.3 「祥子の場合・2」  小次郎「銀シャリがたらふく食えるだけこちらの方がましなのか……」  祥子 「口を開く暇があったらお食べなさい」  清子 「まだまだあるわよー」  背後には電子ジャーいっぱいに炊かれた米の山。 No.4 「蓉子の場合」  蓉子 「没収」  小次郎「待て、それを取られてはこの身の存在意義が」  蓉子 「ぐだぐだ言うと骨董屋に売っぱらうわよ」  物干し竿(刀)を物置の奥にしまわれつつ。 No.5 「由乃の場合・1」  小次郎「燕――返し!!」  由乃 「こ、これを習得すれば令ちゃんにも……!!」  小次郎「十年はかかると見てよいな……」 No.6 「令の場合・1」  令  「よし、もう一本!!」  小次郎「………」  令  「あれ、どうかした?」  小次郎「いや、ようやくこの腕を活かせる場所を見つけたと感慨に耽ってな」 No.7 「令の場合・2」  道場生1「すげー、令姉ちゃんより強いぞあのサムライのにーちゃん」  道場生2「俺、ちょっとだけ戦ってくるぜ!」  道場生3「あ、僕もやる!!」  小次郎、道場に通う子供達に大人気。 No.8 「江利子の場合・1」  江利子「燕――返し!!」  小次郎「不完全とはいえ真似るとは恐れ入った」  的には二本の剣筋が。 No.9 「江利子の場合・2」  江利子「……飽きたわ」  小次郎「なんと!?」 No.10 「志摩子の場合・1」  志摩子「あの、何故門の前で立ち止まるのですか?」  小次郎「……習慣とは恐ろしいものだな」 No.11 「志摩子の場合・2」  小次郎「主よ、その袋は……ほう、銀杏か」  志摩子「学校で拾ってきたんです。お嫌いですか?」  小次郎「いや、もしよければ相伴に預かりたいものだ」  志摩子「では、お夕飯は期待なさってくださいね」 No.12 「乃梨子の場合」  小次郎「仏像を嗜むとのことだが」  乃梨子「うん、まあね」  小次郎「この辺りによい地蔵はないかね?」  乃梨子「いや、それは専門外」 No.13 「聖の場合」  聖  「いやー、物干し竿が腐ってポッキリ折れちゃってさー」  小次郎「私の刀が……」  ベランダにかけられてズボンだの下着だの干された物干し竿(刀)。 No.14 「瞳子の場合・1」  小次郎「今の世ではそのようにも髪を整えるのか」  瞳子 「まあ、あなたの時代では目にすることはなかったでしょうね」  小次郎「うむ、髷ならともかくそのような珍奇な髪は見たことがない」  瞳子 「誰が珍奇ですかっ!!」 No.15 「瞳子の場合・2」  瞳子 「あなたの髪を私のようにロールさせたらさぞ面白いでしょうねえ」  小次郎「それはあまりにも珍妙ではないか」  瞳子 「だから面白いんですのよ」 No.16 「可南子の場合・1」  小次郎「……主よ」  可南子「なによ」  小次郎「そなたは本当に女性か?」  可南子「悪かったわね身長高くて!!」(←小次郎より高い) No.17 「可南子の場合・2」  小次郎「とはいえ、そなたが艶やかな華であることに変わりはないのだが」  可南子「今更言っても夕飯抜きは変わらないわよ」
あとがき マリふぁて二発目は小次郎になりました。 実はもともと小次郎がボーっと小寓寺の門前で立ち尽くしているというのがマリふぁての原点でした。 ただ、以前も思ったことですが小次郎はとにかくキャラが掴みづらい! というか一人称すらよくわかってないんですよね(確か《私》だったと思うのですが)。 いまいちこう風靡な台詞回しというのがよくわからずにエセキザっぽくなってしまいましたし。 次回は、セイバーかキャスターか。 キャスターのほうがネタ出しやすいのでキャスターですかね。 web拍手です。
SS一覧へ インデックスへ